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知らなきゃ損!”IT導入補助金”

本日は、補助金の中でも特にお得な、今注目のIT導入補助金のご紹介をしていきます。
概要
独立行政法人中小企業基盤整備機構という国の中小企業政策の中核的な実施機関が支援する補助金制度であり、中小企業の生産性に資するITツールを導入する際に補助金が申請支給することができる制度です。毎年、予算内でA類型・B類型という枠で実施されていますが、今回はコロナにより特別に創設されたC類型補助金(補助金額:30万円~450万円)について簡単にポイントを紹介したいと思います。
コロナ特別枠のC類型
今回のこの補助金で特徴的なのは、大きく以下の2点です。
■ポイント1:補助率が2/3~3/4と通常のA類型、B類型の1/2よりも高い。
■ポイント2:遡及申請が可能。
特に、ポイント2が普通の補助金には ないこの制度の特徴で、2020年4月7日以降に取得したITツールであれば、事後の申請によっても支給決定がされれば補助の対象となります。
補助金の対象となるITツール
- 甲:サプライチェーンの毀損への対応
顧客への製品供給を継続する - 乙:非対面型ビジネスモデルへの転換
非対面・遠隔でのサービス提供が可能なビジネスモデルに転換する - 丙:テレワーク環境の整備
従業員がテレワーク(在宅勤務等)で業務を行う環境を整備する
範囲がとても広いので、何かしら投資をした、もしくは予定しているITツールがないか再度確認してみると良いでしょう。
スケジュール
12月末までが実施期間となっていますが、予算がある補助金のため、1か月ごとに締切られます。直近の締め切りは、11月2日(月)となり、今後のスケジュールは未定です。
手続き
1. HPにて投資を予定しているITツールが補助金の対象かを確認
2. 1のITツールの支援者(ベンダー)に補助金を申請したい旨を連絡
3.支援者のサポートを受けながら、WEB上で申請情報を入力していきます。
大まかな流れは以上となりますが、基本的にはIT導入支援者の支援を受けながら、申請が可能ですので補助金の申請が初めての方にも対応がしやすい制度になっていると思います。
その他
・gBizIDプライムの取得が必要となります。ID取得まで通常は1週間ほど時間を要しますので、まず初めに先行して手続きをお勧めします。
・中小企業の範囲は、税法とは異なるため、例え上場企業でも対象となる可能性があります。
・gBizIDプライムの取得が完了していれば、2週間以内には申請が可能だと思います。
※内容は、執筆現在当時の法令等に基づいております。文中の税法の解釈等見解にわたる部分は、執筆者の私見ですので、実際の申告等税法の解釈適用に当たっては、ご本人の責任において行ってください。